第2章【02】文法用語を使わないで難解な英文を明快に解説してくれる

文法用語を使わないで難解な英文を明快に解説してくれる

一般に行われている英語の授業の中で、英語長文の説明を受けるときには、やたらと、文法用語を多く耳にすることが多いのではないでしょうか。目的格、補語、節などなど。

想像してみてください。

日本語を皆さんが話をするときに、目的語とか、ナントカ活用とか、文法用語なんて気にしている人は、ほとんどいませんよね。小説を読んでいるときも、雑誌を読んでいるときも、気にすることはありません。

 

英文もそれに近い形で、読むようにすればいいのです。

「ロッケー式英文読解法」の秘密はそこにあります。

 

「外国人と同じ環境を作ればいい」という先生は昔からいますし、今も同様です。彼らが提唱するのは、とにかく、大量に英語に触れていればいいということです。大量に英文を読む、大量に英語を聞く。現在も、そのような教材も販売されています。

しかし、これらのことを実行し結果を出せているのは、やはり、もともと、ある程度英語が得意な人たちなのです。これらの教材は、以前、海外に住んでいたとか、そういう人が、英語のレベルを維持するには、最高の教材ではあります。しかし、少なくとも、「英語が得意でない」受験生にとっては、かえって、わけがわからなくなるだけです。

だから、それほど英語が得意でない人が、同じことをまねしようと思っても、ますます英語が嫌いになるだけ。

 

一方、こんなことを言う先生もいる。

「英文雑誌を読みなさい。英語で映画を理解できるようにしなさい」

これらも、すべて、「英語が得意」な人以外、受け入れられるものではありません。しかも、英文雑誌や、映画に出てくる単語は、受験の英語とはズレているのです。「受験英語なんて」と非難されようが、いまあなたが、第一志望大学合格のために行わなければならないことは、大学入試において「点を取る」ことなのです。

実際、私は、日本テレビ「ZIP!」の「関根麻里の5秒英会話」というコーナーの英語監修を担当していました。そのコーナーで取り上げられる英語は、最新映画や音楽に出てきたフレーズや、現在、アメリカで流行っているフレーズ、ニュースに出てくるフレーズなど様々でした。それらの英単語やフレーズは、実際に、英語を母国語とする人たちが日常で使っているものです。

しかし、それらのうち、半分以上は、入試問題では見かけないものです。もちろん、朝の情報番組「ZIP!」の「関根麻里の5秒英会話」は、受験生のためのコーナーではありません。

もちろん、受験に関係ない人であれば、それらを積極的に使ってみるとより英語を運用する能力が身につくでしょう。

しかしながら、それらの英単語やフレーズを、たとえば、大学入試の英作文で使ってしまった場合、得点できるかどうかは定かではありません。採点者が知らない場合も考えられるからです。

大学受験の英語で高得点を取るための対策を考えたとき、やはり、まずは何をやるべきか、どんなことを勉強すれば、合格点をとれるのかを最優先しなければなりません。

それは、もちろん「大学入試英語で得点できるようになる勉強」なのです。

「受験英語」を批判する人が、世間には少なくありません。しかし少なくとも、「受験英語」をきっちりとマスターした人は、そのことが、大学入学以降、社会人になってからも、とても役に立っているのは間違いありません。現代の「受験英語」は、速くめちゃめちゃ正確に(必要以上に正確に)読むことが要求されるのですから。

大学入学後、あるいは社会に出てから、使うかもしれない実用英語の基盤となるのです。「受験英語」を批判する人は、「受験英語」自体をきちんとマスターしていない場合が多いのです。

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