第1章【28】計画表をまとめない

計画表をまとめない

 

「勉強法」といえば、何をいつまでにやって・・・など、計画を立てることが好きな人もいますが、計画通りには進まないことは、多くの人が既に経験済みなはずです。

また、受験勉強に終わりはありません。どんな成績のいい人であっても、「次にやるべきこと」がずっとあるのです。

実際は、ほとんどの受験生が、受験勉強の途中で、大学入試本番を迎えることになります。

 

ですから、できるだけ先に進める、できるだけ多くやることを日々、心がけなければなりません。

「先に進める」こと自体が目的ではありません。あくまでも「大学入試の一般試験で、合格点を取る」ことが本来の目的なのですから、勉強している単元の内容を理解していないまま先に進むとか、復習もしないまま次に進むとかという行動は、本来の目的からずれてしまうのです。

できるだけ先に進めることが理想ではありますが、しっかり理解し復習してから次に進むことが最も重要なのです。

ただ、毎晩「明日は、これとこれをやろう」、あるいは、毎朝「今日は、これとこれをやろう」といったような目の前の具体的な計画はとても有効です。

ポストイットに書いて、生徒手帳に張り付けておいてもいいだろうし、スマホの「メモ」アプリに入力しておいてもいい。紙きれに書いて、筆箱に入れておいてもいい。

月の初めに、一か月で「大まかに」やることを決めるのも有効でしょう。

 

事細かに計画を立てすぎると「大学入試の一般試験で、合格点を取る」という本来の目的がぼやけてしまって、「計画」自体が目的になってしまう恐れがあるからです。

 

「勉強法」は非常に重要です。しかしながら、各教科の勉強法については、「大学受験に精通した予備校講師(場合によっては、高校の先生)」の授業を受けることで、授業内容を通じて身につけていくのが最も効率的なのです。そういった授業を丁寧に復習していくことで、得点できる勉強法が身についていくのです。

「得点できるようになる授業をする予備校講師(場合によっては、高校の先生)」は、わかりやすく「解説してくれる」だけでなく、解説の仕方、間、板書などを通して、勉強法も同時に教えてくれているのです。そういった先生の授業を受けると、その教科に対する勉強法も自然に身につけることができるのです。

 

そういった先生の授業内容だけを求めるなら、その予備校講師が書いた参考書を見れば済むことです。しかし、その予備校講師の授業を受けることで、自然と勉強方法も身につくような授業を行っているからこそ、わざわざ高い授業料を払ってまでも、予備校の授業を受けている受験生が多いのです。

昔は、近くに予備校のない地域に住んでいる生徒は、夏休みや冬休みにわざわざホテルを長期間予約して、予備校の講習を受けていました。授業内容を知るだけなら、テキストとノートをコピーしてもらえば済むのかもしれません。

しかし、かなり多くの受験生が自ら予備校に出向き、授業を受けているのです。結局、そこまで時間とお金をかけても、それが最も効果があるということを知っているからです。

ただ、それを実行するには、予備校の受講料以外に多大な費用がかかるため、知っていても実際に行うことのできる受験生は限られてしまいました。

幸いなことに、今は、予備校の授業をDVDやインターネット配信で受講できるようになっています。地域の予備校で受ける場合もあれば、自宅で受けることもできるのです。

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