第1章【22】自分の潜在能力

自分の潜在能力

 

地方に住んでいる高校生の中には、都市部に住んでいる高校生よりも、「学習環境」がなかったために、得点できていなかっただけで、「学習環境」さえあれば、都市部の生徒をいとも簡単に抜き去ってしまうほどの潜在能力の高い生徒も少なくありません。

今は、それを知っている地方の、しかも、進学校とはいえない高校の先生が、そういった生徒の潜在能力に気づき、それを引き出すために、予備校のDVD映像授業やインターネットでの映像配信授業を上手に活用されている例もあります。高校の先生であっても、大学受験対策と高校での授業は性質の違うものとはっきりと認識されている方も少なくないのです。

公立高校の先生であれば、転任制度のために、一つの高校に数年勤務したら、別の高校に転任します。そのため、進学校に勤務した後に大学進学者があまりいないような高校に勤務する場合もあります。

そんな時、それほど勉強をしているようには見えないけれど、ものすごく潜在能力の高い生徒が何人かいることに気づくのです。

「環境さえ与えてあげて、やり方を伝えれば、旧帝大レベルの大学に合格できるだろう」と考えてしまう。

しかし、高校の授業の中で「大学受験対策」を行おうとすれば、高校の先生が本来やらなければならないカリキュラムを適切にこなすことができなくなってしまう。

高校の先生の中にも、このように、潜在能力をもった生徒に対し、どう受験勉強の環境を整えてあげるべきかを悩んでいる先生も少なくないようです。そこで、予備校の授業をDVD化したものを生徒に貸し出すなどして、上手に活用していたり、インターネットを利用できる教室を放課後開放して、インターネット配信授業を受けられるようにしたりしているのです。

そうすることで、これまでその高校から合格したことのなかったような大学に合格するような生徒が出てくる。

そういった高校の先生に出会った生徒は、大変に幸運だと思いますが、これから、ますますこういった事例が増えていくことでしょう。

 

残念ながらそういった高校の先生との出会いがない場合でも、難関大学に合格できる潜在能力があなたにもある可能性があります。ただ、自分でそう感じた場合、自分自身で行動を起こす必要があります。

 

「一般入試」による大学受験のレベルは、ますますアップしていくでしょう。単に、進学校でないとか、地方に住んでいるとか、予備校に行く費用が出せないといった人たちも、予備校の授業を受けることを通じて、それまでベールに包まれていた、大学受験で高得点を取る秘訣を次々と知ってしまうようになるからです。

「予備校」の授業(映像授業含む)を受けることが、「受験に有利」であったのに、今は、「受験勉強の前提」になりつつあります。「予備校」の授業(映像授業含む)を受けることは、スタート地点に立つことであり、受けていないことが、大変なハンデになるのです。

 

大学受験を一般入試で受けることは、大変なことではあります。全国から優秀な人たちが集まりその中での争いとなるからです。そもそも、学力に自信がない人や、高校生活を楽しみたい人は、一般入試を受けません。初めから、推薦入学を狙うでしょう。

そんな一般入試ですが、実は、合格するために必要なのは「冷静な判断力」「賢さ」であり、あとは「正しい勉強法」を「正しい順番」でさえ行うことを実行できれば、「努力」でどうにでもなる部分があります。

また、小学校や、中学校での成績も、現在、どの高校に通っているかも、実は、それほど重要ではありません。「大学受験における一般入試」は、原則として、高校での成績やどこの高校出身かは一切関係なく、「一般入試での得点」だけで決まるのです。

「一般入試」で合格点に達するためには、「進学校」に通っていることが有利になるわけではなく、「大学入試で得点できるようになるための授業」を受けることが前提条件です。

「大学入試で得点できるようになるための授業」の多くは、各予備校の映像授業であり、実際、進学校に通っている生徒の多くも、「予備校の授業」を受けているのです。

ということは、現在、学力的に決して高くない高校に通っている人であっても、大学入試で得点さえできれば、首都圏のトップレベルの高校に通う受験生を押しのけ、合格することも珍しいことではありません。

大学受験で合格することは、中学までの成績や内申の良し悪しなどは、ほとんど関係ありません。

ただ、高校生になったら、できるだけ早い段階で、大学受験に向けてのプランを決め、対策をたてていくことが重要です。

 

指定校推薦を受けるにしても、高校一年の成績も関係するわけで、指定校推薦なのか一般入試なのかで、勉強の方向性が全く違うものになります。

いずれにせよ、どちらか早めに決めて、それに向けての対策を徹底することが難関大学合格への近道なのです。

 

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